商品先物取引のデメリット
商品先物取引とは、鉱工業材料や農産物などの商品を、未来の決まった日時に一定の価格で売買することを現時点で約束する先物取引です。本来は、これらの商品を独占などによって起こりうる価格変動を避けるためのリスクヘッジとして利用されていますが、投資手段としても利用されています。
商品先物取引における商品の価格は、買い手と売り手が値段を決めるのではなく、取引所で商品の値段が決定されます。価格に不公正が出ないよう、特に金などの高額商品の取引にも多くの投資家が参加することで価格の公正さを保てるように、商品先物取引においては、証拠金の預け入れを行うことで資金以上の取引が出来るようになっています。
証拠金は各商品によって金額が違いますが、金額自体はそれほど大きくはありませんので気軽に投資が出来るというイメージを持っている人もいます。確かに証拠金を預け入れれば資金以上の取引が出来ますから利益が出た場合はハイリターンが望めますが、損失が出た場合もダメージが大きいということを忘れてはいけません。
この、証拠金を預け入れることで損失が大きくなってしまう場合があることが商品先物取引のデメリットです。また、株と同様、投資した資金に対する元本保証がないこともデメリットといえます。
商品先物取引は株のように長期間の保有が出来ませんので、損が出ていても今後値上がりしたときに売るということが出来ない場合があります。資金以上の取引が可能なことをレバレッジ取引といいますが、レバレッジ取引をしていて損が出た場合は当然、それだけ金額も膨れ上がってしまいますのでデメリットが大きい投資だということを認識しておく必要があります。
更に、証拠金の半分の損失が生じた場合は追証が発生します。このように、資金に対する元本保証がない上に、損が出た場合はゼロどころかマイナスになってしまう可能性が高いことを認識した上で投資するかどうか決める必要があります。